番町界隈 [雑感]

2011年2月13日
昨日の雪・みぞれ雨がうそのような冬晴れの天気の中、うちの奥方様が新宿伊勢丹へ行きたいとのことで、なら、ついでに歩きますか。と急遽、JR飯田橋から、早稲田通りを南下して、千代田区番町界隈を探索し、四谷に抜けて、伊勢丹まで歩いてみました。

千代田区番町界隈ですが、将軍を直接警護する大番組の住所があったことから番町と呼ばれ、一番町から六番町まであります。なんか、番長に通ずるところがあり、面白い町名ですね。また、このあたりは、いわれのある急坂や大使館も多くあり、とても歩いていて楽しいところです。

また詳しく [見歩録-12] として書き込む予定ですが、いつできることやら・・・

【11-01】京王線調布駅は、無常にも・・・ [見歩録-11 深大寺・三鷹]

2011年02月05日(土)
[見歩録-11] 京王線調布駅-深大寺-三鷹の森-JR吉祥寺駅

今回は、京王線調布駅から、深大寺を散策し、北上して三鷹の森(JR吉祥寺駅)まで踏破(約9.0km)してみることにした。

まずは、深大寺の最寄駅は、京王線調布駅となる。
新宿から京王線に乗り換えて、準特急なるものに乗れた。調布までは準特急だと2駅目、15分足らずで着いてしまう予定・・・だった。これから行くルートをマップで確認していたら、ふと見上げると、電車ドアの上の電子案内掲示板に"調布"の2文字を発見した直後、ドアが無常にも閉じられた。唖然・・・調布は、イメージ的に遠い感覚だったので、のんびりかまえていたのがアダとなった。次の停車駅は、"東府中" 往復30分ロスして、しょっぱなから、いたい目にあいました。
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【10-01】 JRお茶の水駅からスタート [見歩録-10 東大赤門・巣鴨・駒込]

2011年01月29日(土)
[見歩録-10] JRお茶の水駅-本郷通り-東大赤門-圓乗寺-巣鴨とげぬき地蔵-旧古河庭園-JR駒込駅

ルートマップ JRお茶の水駅をスタート、本郷通りを北上。 途中東大赤門を 白山駅方面経由で八百屋お七のお墓のある円乗寺を参拝して、 ご存知、巣鴨・とげぬき地蔵、さらに北上して、旧古河庭園 JR駒込駅まで、約8.0kmを歩きました。

【10-02】 日光御成街道でおな~り~ [見歩録-10 東大赤門・巣鴨・駒込]

2011年01月29日(土)
[見歩録-10] JRお茶の水駅-本郷通り-東大赤門-圓乗寺-巣鴨とげぬき地蔵-旧古河庭園-JR駒込駅

JRお茶の水駅から、順天堂大横を抜けて、本郷通りに出る。

この本郷通り、歴代将軍が日光東照宮へ社参する際に通った日光御成街道(にっこうおなりかいどう)に通ずる道である。
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【10-03】 赤門・あかもんっていったいなに [見歩録-10 東大赤門・巣鴨・駒込]

2011年01月29日(土)
[見歩録-10] JRお茶の水駅-本郷通り-東大赤門-圓乗寺-巣鴨とげぬき地蔵-旧古河庭園-JR駒込駅

本郷通りに面する東大赤門ですけど、旧加賀藩主前田家の上屋敷の御守殿門(1827年建造)なんて知ってた?

11代将軍家斉の第21女の溶姫(やすひめ)が12代藩主前田斉泰に嫁入りしたときに建てられたそうです。
その後、1877年(明治10)東京大学に移管され、現在は国の重要文化財に指定。

東大赤門


ずいぶん派手な門ですが、さぞや お屋敷もすごかったことと想像されます。

当時、大名家に嫁いだ将軍家の子女のお住まいの御殿の門を真っ赤な丹塗(にぬ)りにしたところから俗に赤門とよばれ、火災などで焼失してしまったら再建してはいけない慣習があり、この赤門は災害などを免れて現存している貴重なものです。1961年(昭和36)には解体修理が行われたようですが。

他に現存する赤門は、焼肉赤門「凱旋門」 などがありまっす。いやいや、東大赤門は現存する唯一のものであり、とんでもない重要文化財なんですね。

【10-04】 八百屋お七のお墓なんて、ちょっとぞっとする・・・ [見歩録-10 東大赤門・巣鴨・駒込]

2011年01月29日(土)
[見歩録-10] JRお茶の水駅-本郷通り-東大赤門-圓乗寺-巣鴨とげぬき地蔵-旧古河庭園-JR駒込駅

本郷通りから東大農学部前で本郷通りと旧白山通りとに分岐する。巣鴨方面に行くには、国道17号の旧白山通りを進む。途中、江戸33観音のひとつである圓乗寺(11番目)に立ち寄りした。

圓乗寺


この圓乗寺、こじんまりしているが、かの八百屋お七のお墓がある。「八百屋お七」 昔からこのフレーズよく聞く・・・ケド 詳しく知らなかった。 なんだか お化け とか、幽霊とかをイメージする。 とても 不気味な フレーズ。

八百屋のお七さんですが、色恋沙汰の末、放火未遂を起した罪で捕らえられ、引き回しの上、鈴ヶ森刑場で火刑に処された。その恋仲になったお相手が圓乗寺の小姓という縁で、ここにお墓が建立されたようです。

八百屋お七のお墓


墓は3つ並んでいる。中央は寺の住職が供養のために建てたもの。右側は初代岩井半四郎がお七を演じたのが縁で建立、左側は近所の人が270回忌法要のために建てたものだって。


【10-05】 巣鴨といえば、とげぬき地蔵 でも・・・ [見歩録-10 東大赤門・巣鴨・駒込]

2011年01月29日(土)
[見歩録-10] JRお茶の水駅-本郷通り-東大赤門-圓乗寺-巣鴨とげぬき地蔵-旧古河庭園-JR駒込駅

白山通りをひたすら北上し、JR巣鴨駅近くに差し掛かるあたりから、どこからか湧き出たように おばあちゃん達のお姿が目だってきます。そして、それが、佳境を迎える場所が、巣鴨地蔵通商店街ですね。「おばあちゃんの原宿」といわれていますが、中高年の皆様にかぎらず、興味がてらの若い人たちも結構見られます。

巣鴨地蔵商店街


とげぬき地蔵尊で有名なこの商店街、もひとつ有名なのが、赤パンツの「マルジ」TVでもよく取り上げられていますが、目の当たりで見ると圧倒されます。

赤パンツ


にぎあう商店街をしばらくいくと、とげぬき地蔵尊の「高岩寺」があります。ひとまず参拝しました。

高岩寺山門


観音さまを洗うために皆さん、テーマパークの順番待ちのように2重3重になって並び、そして、洗うためのタオルまで売っていたりします。

洗い観音


この 洗い観音 「明暦の大火」(1657年)で、妻をなくした檀徒の一人が、その供養のため、「聖観世音菩薩」を高岩寺に寄進しました。 この聖観世音菩薩像に水をかけ、自分の悪いところを洗うと治るという信仰がいつしかうまれました。これが「洗い観音」の起源だそうです。

「とげぬき地蔵尊」の名で親しまれるこのお寺、正式には曹洞宗萬頂山高岩寺といいます。慶長元年(1596年)に江戸湯島に開かれ、約60年後下谷屏風坂に移り ここ巣鴨には明治24年(1891年)に移転してきたそうです。

さて、その「とげぬき地蔵」ってどこにあるの?それらしきものは、なかった。 というより、並んで 観音さまを洗ってあげて、満足して帰ってしまったのです。 この歩ログを書いていてこのことに気がつきました。

実は、地蔵菩薩様自体は秘仏で拝見することはできないようです。その代わりに霊験あらたかなとげぬき地蔵尊御影を高岩寺本堂で授与しているそうです。

「とげぬき地蔵」のいわれは、針を誤飲した毛利家の女中が、地蔵尊の御影を飲み込んだところ、針を吐き出すことが出来たという逸話から「とげぬき地蔵」と呼ばれるようになったとのことです。




【10-06】 染井霊園をぬけて旧古河庭園へ でも季節は冬・・・ [見歩録-10 東大赤門・巣鴨・駒込]

2011年01月29日(土)
[見歩録-10] JRお茶の水駅-本郷通り-東大赤門-圓乗寺-巣鴨とげぬき地蔵-旧古河庭園-JR駒込駅

巣鴨とげぬき地蔵から染井霊園方面へ、この染井霊園は、水戸徳川家墓所であるらしい。そして園内には約100本のソメイヨシノがあるらしいが、訪れた季節は冬。枝ぶりだけをながめ、ソメイヨシノの発祥の地を肌に感じながら、旧古河庭園へ向かう。

旧古河庭園門


さて旧古河庭園ですが、もとは明治の元勲・陸奥宗光の別邸。その後、次男が古河財閥の養子になった時、古河家の所有となったが、当時の建物は現存しておらず、現在の洋館(大正6年施工)と洋風庭園の設計者は、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを設計した、英国人ジョサイア コンドル博士だそうです。平成18年に国の名勝指定になりました。

旧古河庭園洋館正面


ただ、やっぱり季節は冬、有名なバラの庭園もさびしい感じでした。

旧古河庭園洋館玄関


洋館内の見学ができるそうですが、往復はがきによる事前の申し込みが必要だそうで、残念ながら今回は、外観を鑑賞して我慢して帰りました。




タグ:洋館 庭園 霊園

【10-07】 ゴールはJR駒込駅 [見歩録-10 東大赤門・巣鴨・駒込]

2011年01月29日(土)
[見歩録-10] JRお茶の水駅-本郷通り-東大赤門-圓乗寺-巣鴨とげぬき地蔵-旧古河庭園-JR駒込駅

旧古河庭園の立派な石垣の横は本郷通り、このあたり坂になっており、大炊介坂(おおいのすけざか)という坂名だそうだ。

「この辺りに住んでいた中世の武将保坂大炊介にちなんで大炊介坂と呼ばれているが、坂の上の平塚神社にちなんで宮坂とも、樹木に覆われていたので暗闇坂とも呼ばれていた」と解説されているが、中世っていつ、保坂大炊介って誰って、山本周五郎の小説「大炊介始末」というのがあるらしいが、なにか関係がるるのかないのか。

さらに 本郷通りを南下すると、霜降橋交差点を通過し、JR駒込駅 に到着する。走行約8.0kmといったところだ。オフシーズンは草木がさびしく、立派な枝ぶりのソメイヨシノも寒そうだった。
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